06. 第一次試験の適性科目について

第一次試験では基礎科目、適性科目、専門科目の3つの科目に分かれて試験が行われます。
ここでは基礎科目について調べてみました。

適性科目の概要と出題範囲

第一次試験の適性科目は「技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性」を問う問題が出題されます。
そもそも「技術士」は技術士法という法律にて規定されている称号です。
その技術士法の中では技術士が技術士として遵守すべき事柄などが記載されています。

この技術士として遵守すべき事柄というと、例えばこちらの条文があります。

技術士又は技術士補は、技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ、又は技術士及び技術士補全体の不名誉となるような行為をしてはならない。

法律は厳格な言い回しの条文が多いですが、これはわかりやすいですね。この「技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ、又は技術士及び技術士補全体の不名誉となるような行為」としては、具体的には嘘の論文を発表したり、信憑性のないデータを元に効果をうたう、ということはダメですよ、ということですね。
これらはもちろん、技術士としてだけではなく社会の中ではご法度ですね。

ちなみに出題範囲は「技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性」となっていますが、この第四章の条文からのみ出題されるというわけではありません。
技術士としての倫理観や人として良い社会になるような考え方、答え方が求められます。

出題数と回答数について

適性科目では15問が出題され、全てに回答する必要があります。基礎科目などでは回答できる問題の選択となっていましたが、適性科目では全てに回答するという点に注意が必要です。
合格ラインは50%です。15問出題ですので8問以上の正答で合格となります。
個人的には技術士倫理などは重要な事柄だと思っていますので、例えば10問正解や、もっと高い13問ぐらいを合格ラインに設定してもよいのかな、と思っています。
しかしこれは試験制度として決まっていることですので仕方ないですね。(笑)

実際の勉強方法、勉強時間についてですが、第一次試験の合格を目指すのであればあまり時間を割く必要はありません。
実際に過去問題を解いてみるとわかりますが、初見で解ける問題がたくさんあります。
というのも適性試験は専門知識を問う問題ではなく、倫理観や社会常識、技術士かくありき、について問われる問題ですので、一般常識を元にとけば正答できるはずです。
過去問題を3年分ほど解いてみてすべて10問以上正解していれば本番試験でも問題無いでしょう。
幾つかの問題では個人情報保護法など、前提知識が必要なものがあります。そちらについてを過去問題をベースにフォローしておけば合格ラインに達することは難しくありません。

ただしこれはあくまで試験対策としての考え方であり、技術士として研鑽を続けることは重要です。
技術士法にある条文を意識して経験を積むことは重要だと思います。

過去問題について

日本技術士会さんから過去問題を公開しています。

実際の問題は次のようなものが出題されます。

まとめ

以上が適性試験についての概要となります。
技術士としての倫理などが問われる適性試験ですが、試験勉強としてはあまり時間を掛けず、しっかりと合格ラインに達するようにしていきましょう。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする