技術士 第一次試験について、試験自体について調べてみました。
受験地や発表などについてです。
目次
受験地はどこ?
第一次試験の受験地は
北海道 宮城県 東京都 神奈川県 新潟県 石川県
愛知県 大阪府 広島県 香川県 福岡県 沖縄県
の12都道府県で開催されます。
試験の会場は地域のコンベンションセンターや大学などの建物などで行われるようです。
筆記試験について
筆記試験は10月中旬に行われます。
試験は「基礎科目」「適性科目」「専門科目」の3つに別れて行われます。
試験科目 | 試験内容(配点) | 解答時間 |
---|---|---|
適性科目 | 技術士法第四章の規定の遵守に関する適性。 択一式30問中15解答。30点満点。 |
1時間30分 (10:00 〜 11:30) |
基礎科目 | 当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識 択一式50問解答。50点満点。 |
2時間 (15:00~17:00) |
専門科目 | 科学技術全般にわたる基礎知識 択一式15解答。30点満点。 |
2時間 (12:30~14:30) |
それぞれの科目について簡単に説明します。
基礎科目は「科学技術全般にわたる基礎知識」を問う問題で「設計・計画」「情報・論理」「解析」「材料・化学・バイオ」「環境・エネルギー」の5つの分野から出題されます。
下記は平成28年度の基礎科目、I-1-1(設計、計画からの出題)です。
5つのそれぞれの分野から6題ずつ出題され、3問を答えることとなります。
適性科目は「技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性 」を問う問題です。
以下は平成28年度、適性科目の1問目です。
上記の問題を見ていただければわかりますが、適性科目では専門的な知識は必要ありません。
技術士としての義務や倫理、技術士がどうあるべきか、といったことについて出題されます。
専門科目は「技術部門に係る基礎知識及び専門知識」を問う問題です。
下記は平成28年度、建設部門の1問目です。
合格発表について
例年12月下旬に合格が発表されます。
合否にかかわらず採点結果が通知されます。
合格した場合、合格通知の封筒には技術士補の登録を行うための用紙や、合格祝賀会への案内用紙などが同封されています。
技術士補の登録について
第一次試験に合格すると技術士補に登録することができます。
登録免許税、登録手数料がそれぞれ、15,000円、6,500円、合計21,500円 必要です。
またその他に身分証明書や登記されていないことの証明証などが必要です。
第二次試験の受験を予定している場合には、受験条件として技術士補の登録が必要な場合があります。
第二次試験の受験条件が実務経験7年(総監は10年)で受験する場合には登録はしなくても良いです。
肩書などで技術士補を名乗るためには、第一次試験合格だけではなく必ず登録されている必要がありますので注意しましょう。
まとめ
以上が第一次試験の概要についてでした。
技術士補になるためには基本的にこの第一次試験を合格する必要があります。(JABEE修了という手段もあります)
まずはこの第一次試験を合格できるよう、しっかり準備しましょう。