4. 第二次試験 の試験について

技術士 第二次試験について、試験自体について調べてみました。
受験地や発表などについてです。

目次

試験についての概要

技術士 第二次試験は筆記試験と口頭試験に分かれています。
筆記試験は7月中旬、口頭試験は11月下旬となっています。
2017年は筆記試験が

  • 総合技術監理部門を除く技術部門 7月16日(日)
  • 総合技術監理部門の選択科目 平成29年7月17日(月・祝)

  • 口頭試験(筆記試験合格者のみ) 平成29年11月下旬(11月24日(金)予定)~平成30年1月下旬(1月28日(日)予定)のうちのあらかじめ受験者に通知する日

となっています。

筆記試験で合格した場合にのみ口頭試験を受けることができます。

受験地はどこ?

筆記試験の受験地は

北海道 宮城県 東京都 神奈川県 新潟県 石川県
愛知県 大阪府 広島県 香川県 福岡県 沖縄県

の12都道府県で開催されます。
口頭試験は東京都でのみ開催されます。

実際の筆記試験の会場は地域のコンベンションセンターや建物などで行われるようです。実際の試験地については6月中旬頃に発表されるとのことです。

20の専門部門と総合技術監理部門

技術士 第二次試験は全部で21の部門に分かれています。
21の部門のうち機械、建設といった20の専門部門(正式名称は総合技術監理部門を除く技術部門)と総合技術監理部門に分かれています。
機械、建設といった専門部門ではそれぞれの専門技術に応じた試験が行われるのに対し、総合技術監理部門では「専門を横断して総合的な技術監理を行う技術者」として試験が行われます。
実際の試験では筆記試験が総合技術監理部門が2日、専門部門は1日で行われます。
ただし併願(総監と専門部門を一緒に申込んだ場合)の場合には専門部門の筆記試験が選択科目となります。

筆記試験について

筆記試験は7月中旬に行われます。
機械、建設といった総合技術監理部門以外の技術部門(専門部門)では1日、総合技術監理部門(総監)では2日かけて行われます。
専門部門、総監部門で日程、内容が違っています。
専門部門では「I. 必須科目(専門知識、択一式)」「II. 選択科目(専門知識、応用能力、記述式)」「III. 選択科目(課題解決能力、記述式))」の3つに別れて行われます。

試験科目 試験内容(配点) 解答時間
I. 必須科目 「技術部門」全般にわたる専門知識。
択一式で20問中15解答。30点満点。
1時間30分
(10:00 〜 11:30)
II. 選択科目 「選択科目」に関する専門知識及び応用能力。
記述式。600字×4枚以内。40点満点。
2時間
(12:30~14:30)
III. 選択科目 「選択科目」に関する課題解決能力。記述式。600字×3枚以内。40点満点 2時間
(15:00~17:00)

総監では上記の専門部門と同じ内容が「II選択科目」として出題さます。またそれに加えて「総合技術監理部門に関する課題解決能力及び応用能力」が出題されます。

試験科目 試験内容(配点) 解答時間
I. 必須科目 「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力。
択一式。40門出題全問回答。50点満点。
2時間
(10:00 〜 12:00)
「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力。
記述式。600字×5枚以内。50点満点。
3時間30分
(13:00 〜 16:30)
II. 選択科目
(専門部門と同じ)
選択した「技術部門」全般にわたる専門知識。
択一式で20問中15解答。30点満点。
2時間
(12:30~14:30)
選択した技術部門に対応する「選択科目」に関する 専門知識及び応用能力。
記述式。600字×4枚以内。40点満点。
2時間
(12:30~14:30)
選択した技術部門に対応する「選択科目」に関する 課題解決能力。
記述式。600字×3枚以内。40点満点。
2時間
(15:00~17:00)

専門部門を合格している人は総監の選択科目(二日目)が免除となります。

専門部門では10:00〜17:00、総監では更にもう一日、10:00〜17:00とかなり長丁場の試験となります。
試験を受験するだけでもかなり大変ですね。

筆記試験の合格率は技術部門によってバラツキがありますが、概ね15%前後といわれています。

口頭試験について

筆記試験に無事合格したら口頭試験が待っています。
口頭試験は全部で20分ほどと筆記試験に比べるとかなり短い時間で行われます。

専門部門では20分ほど(10分ほどの延長あり)の口頭試験となります。

総監部門では専門部門に対応する20分と総監部門に対する20分(それぞれ10分ほどの延長あり)の口頭試験となります。

なお第二次試験の口頭試験は東京都でのみ開催ですので注意が必要です。

筆記試験では1日を掛けて受験しますが、口頭試験は20分(総監は40分)と筆記試験に比べると試験時間がかなり短いです。
ですので口頭試験は筆記試験に比べて体力的な負担はかなり少ないです。
また口頭試験の合格率は90%前後といわれており、ほとんどの受験者が合格します。
ですがもちろん油断は禁物で、技術的知識をしっかりと説明し、技術士倫理など基本的な事柄についてはちゃんと説明できるようにしておきましょう。

合格発表について

筆記試験を無事に突破し、口頭試験を終えると後は合格発表を待つのみです。
最終的な合格発表は3月ごろに行われます。口頭試験が11月下旬にありますのですのでかなり待たされる事となります。
受験から発表まで3ヶ月もあり、気をもんでしまってもしょうがないので後は運を天に任せて待つのみです。
受験が終わったら合格発表までは心のどこかで合格を期待しつつ待ちましょう。

技術士の登録について

めでたく第二次試験に合格すると晴れて技術士として登録することができます。
この技術士の登録を行うと正式に技術士を名乗ることができます。
登録には免許料と登録手数料としてそれぞれ、30,000円、6,500円がかかります。

参考: 「技術士」の新規登録手続き

登録は簡単とは言いにくいですが、合格したのですから嬉しい気持ちで登録できるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
以上が第二次試験の概要となります。第二次試験は4月の申込みから筆記試験、口頭試験を経て合格、登録となります。
全体は非常に長丁場の試験となりますが、頑張りましょう!

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